すっかりおとそ気分満喫で間が空いてしまった。
まずは明けましておめでとうございます。
今年もご愛顧のほどよろしくお願い致します。
早速、
前回の続きだが、その前に
リフォバックシステムを私がここで取り上げる動機というのは、他の
メルクマールなもの同様、くどいようだが宣伝のためではない。仕事上の付き合いもないし、何か不純なやりとりがあるわけでもない。(笑)
このシステムの基になっているアイデアが、「
不動産業界の特に仲介業務に対する報酬形態が業務の実態に合っていないんじゃないか」という
私の以前からの疑問に対するひとつの回答と読めたからだ。
(実際にご利用の際は充分ご確認の上、自己責任でお願いします。w)
例えば手持ちの不動産を売却する上で一番重要な「
物件情報発信」は、IT化が急速に進んだ昨今、既に敷居が低くなっている。
賃貸で言えば家主が不動産屋を介さず直接ネット上で空室情報をアップするサイトなんかが良い感じで育ってきている。
不動産屋にとって物件情報は商材だ。それを提供してくれる側からお金を取ろうなんておこがましいっていう感じが、なんとなくしてきてるのだ。(笑)
そこでリフォバックシステムを説明することで不動産仲介業務の問題点が浮き彫りになればと思う。
さて枕はこのくらいにして本題。
前回の記事でリフォバックシステムのサイトを見ても良くわからなかった諸君、たぶんあなた方が悪いんじゃないと思う。(笑)
ひっかかっている原因は恐らく次の三つじゃないかと。
(1)売れなかったとき「改修、建築」したものをタダで返してもらえるというのがわからない、というより都合良過ぎでにわかには信じられない。
(2)説明の文章が硬すぎる。(笑)
(3)どうしてここ一社だけなの?さらにコメントを頂いた
Precious Worksさんのご質問も加える。
(4)買取業者(リフォーム屋、建売屋)の利点さて、それではそのひとつひとつの詳細を、と行きたいところだったが、その前に基礎知識として中古住宅売却時の背景について具体例とともに説明しておきたい。
まず、実際に中古住宅を売却するときの選択肢について考えてみよう。
◆誰に売れば良いのか?例えば、あなたが築30年の木造中古住宅を売却する場合。
建物は4DKだが使いづらい間取りで、老朽化も激しいため売り出し価格はほぼ土地値=5千万だとする。
さて、一番に買ってもらいたい人は誰か?
A.そのまま使ってくれる人(現存建物価値を大きく評価してくれる人)今住宅を購入しようとしている人たちのニーズから大きく外れた建物だから、こういう人はもうほとんどいない。
またそのまま使うことを前提にする取引なら、老朽化による不具合に対して一定期間売主責任を問われるリスクも生じる。
B.リフォームして使ってくれる人(現存建物価値もある程度評価してくれる人)潜在的には多数いるはず、そして今後増えてくる。で、取引が成立した暁には売主買主双方にとって満足度の高い取引になる可能性が高い。
ところが、現状では事前にリフォーム費用とリフォーム後の商品力向上を明確にアピールできていないため、ごく一部の方、すなわち資金力に余裕があり想像力に溢れ目利きが効くリフォーム達者な人にしか売れない。
また物件取引とその後のリフォームを別々に行うと買主は金融機関からの借入に苦労する場合がある。(
R30さんの具体例を見よ)
では予め売主がリフォームしてしまえば、というので中途半端にやるケースは成功しない。
「4DKから2LDKへ」などの今のニーズに合わせたリノベーション的リフォームが費用対効果の高い再生術だが、これから手放そうとしてる自分が使うわけでもない住宅に対して素人である売主が取り仕切るのは難しい。お金をかければ当然売却のリスクは高まる。
結局、中途半端にクロスの張替えをする程度で、なんら物件価値向上に寄与しないのだ。
C.現存建物を解体、更地にして新築する人(現存建物はマイナス要因)多数いる。土地値から解体費用を差し引いた額で取引される。
D.買取業者(改築または新築にて再販売するリフォーム屋、建売屋)再販売のリスクを加味し、Cの取引価格のさらに通常8〜9割で取引される。
売主のメリットは、住み替え時の購入に合わせた対応と売り急いでる場合の対応が取れる点など。
この例題のような一般的な中古住宅の売却においては、諸問題をクリアした上で特にBの買主を狙うべきだ。または少なくともC。
Aはもっと今のニーズに合っていて瑕疵保証できる物件に限定されるし、Dはロスが大きすぎる。
ところが実際にはAでなければB,Cが無くてDという外からの力が働くのだ。
◆仲介業者、金融機関の意向通常、売主にとって大事なのは「いつ」、「いくらで」売れるか、という二大要素。
人によってはどちらかにシフトするだろうが、おおよそこの二つはどちらも重要なはず。
どちらかといえば「いくらで」の要素の方が強いはず。
ところが売主のエージェントたる仲介業者にとっては圧倒的に「いつ」オンリーなのだ。
簡単な話、仲介って成約報酬だから。
手間無く、成約までの障害はなるべく減らして、単純に右から左へ。
その視点で先ほどのA〜Dを眺めてみると、こういうことが言える。
1.まずAを狙って様子を見つつ。
2.Aに近いBを狙うために売主負担で軽くリフォームを行ってもらう。
(結果的に本来のBとCのエンド購入者を排除してしまう)
3.売れなければB,Cを飛び越してDへ斡旋。
B,Cのような購入者を相手にするのは手間と時間がかかる。
それはローン付けする金融機関も同様。
一方でDは再販売が控えているため一粒で二度おいしいのだ。
こういう売主、買主の二大当事者不在の業者論理が現場では強く働いている。
◆仲介業者の成功報酬ちなみにA〜Dの仲介手数料について言えば、Dに斡旋したくなる気持ちもわかる。
A〜Cの場合は、仲介料が売価の3%だとして基本は150万円前後の報酬。(運よく買い手も自分が見つければ300万)
対してDの場合は、買主である買取業者からもらえるので300万円前後がまず確定。
さらにリフォーム後または新築後に専属で売らせてもらえば、仮に再販売価格7千万円だとすると、手数料はプラス400万円以上。合計で700万円クラスとなる。
A〜Cとの比較では実に4倍以上になることが「濃い」のだ。
◆住宅再生には流通の改革がカギとなる結局Dの場合、再販売リスクマージンや買取業者の利益のほかにこれだけの大きな流通コストのツケが売主に負わされている。
ただし一方でエンドの購入者にとっては、よりニーズに近い商品が供給されるという点で嬉しいことなのだ。
ここまで整理してくると、願わくば売主と買主のダイレクトなやり取りをベースにしたBの問題点改良を模索したい。
そのひとつの回答がこのリフォバックシステムなのだ。
というわけで冒頭の(1)〜(4)はまた次回へ
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