【
前回からのつづき】
なんとかオーナーを一人ずつ説得し、対策を講じつつある中、その努力を泡に帰す事態が。
一点突破でガラスを突き、クレセントを浮かして開錠する。手が入るほど大きな穴を開ける必要が無い。
突き破りという手口だ。
何故か防犯フィルム、ガラスのメーカーに未だこの手口の記述が無いし。(笑)
つまり防犯フィルムや防犯ガラスだけでは完全に防ぐことはできない。
クレセントにもロックをする必要があるのだ。
◆対策6:防犯クレセントに取替え。いろんな種類があるが、ウチで採用しているのは
ボタン錠付きのタイプ。これに加え、クレセント周辺の窓ガラスに薄い鉄板を張ったりもする。
窓の上部または下部にストッパーのような形状の簡易ロックを追加する手もあるが、窓自体を強引にガシガシやられて外され侵入されたケースもあるので強固なものでないと安心できない。
◆対策7:窓シャッター設置マンションは雨戸が無いものが多いので後付になることが多いが、梁位置の関係で付けられないケースが意外と多い。
さて、これらの処置で、完全にというわけにはいかないが、ようやく一息ついた感じだ。
実際にはここで紹介した以外にも防犯カメラや窓取付用ブザーなど様々な製品を試したり検討したりしているのだが。
そして、地域の警察や町会やメーカーのご協力を頂き、
オーナー向けのセミナーも開いた。
特に突き破りの実演では防犯フィルムメーカーの部長さんが苦虫を潰したような顔をしていたが(笑)、ある程度今までの
実体験に基づく苦労を活かした実演が出来たように思う。
そして、最後に。
ここまでオーナーが行うべき防犯対策を述べてきたが、実はもっと大事な、入居者本人にできることがある。
◆対策8:留守であることをわからなくする。シャッターや雨戸、またはカーテンを閉めて
電灯を付けておくこと。夕方、薄暗くなったときが空き巣にとってのチャンス。部屋の中が暗ければ留守であることがバレバレだからだ。
一定時刻で照明が付くタイマーを付けるとデンコちゃんに怒られなくて済む。
◆対策9:入居者間でご挨拶を欠かさないこと。放火対策で述べたのと同様、お互いに顔を知っていれば不審者を排除することができる。挨拶は最大の防御と言える。
◆対策10:町会の一員として地域に貢献する。防犯には当然、個々の取り組みが重要だが、実質的に犯罪を減らしているのは地域の取り組みの効果が大きい。
最近も変質者が近所にうろうろしてるとの苦情を頂いたばかりだが、こういうのは個々の対応だけでは防げない。
自分も町会の一員であることを認識して、出来ることからお手伝いを始めよう。
そして
町会費の支払いを拒むなんていうオトナ気ないことをお願いだから言わないで欲しい。
そして最後の最後に。
それでも防げなかったときのために必ず盗難保険等には入っておこう。
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